GTKWave
GTKWaveは、Verilog 標準のVCD / EVCDファイルと同様にFST、LXT、LXT2、VZT、そしてGHWのファイルを読み取り、その表示をするGTK+ ベースの波形ビューアです。 GTKWaveは、オープンソースgEDAプロジェクトと提携したアプリケーションの一つです。
GTKWave のインストール
ソースからインストール
ソースからインストールするには、ソースパッケージ gtkwave-3.3.31.tar.gz を GTKWave ホームページからダウンロードし、適当なディレクトリで展開します。以下の例ではダウンロードディレクトリにあるファイルをホームディレクトリに展開しています。
$ tar xvfz ./ダウンロード/gtkwave-3.3.31.tar.gz
ソースパッケージを展開すると gtkwave-version というディレクトリ(今回の場合は gtkwave-3.3.31)が作成されていますのでそのディレクトリに移動します。
$ cd gtkwave-3.3.31/
以下のコマンドを実行しコンパイル、インストールします。
$ ./configure $ make $ sudo make install [sudo] password for hoge:
バイナリーパッケージからインストール
Red Hat系のディストリビューションでは yum コマンドでインストールします。以下は Feodra 16 での実行例です。
$ su パスワード: # yum -y install gtkwave
Debian系のディストリビューションでは apt-get コマンドでインストールします。以下 Ubuntu 11.10 での実行例です。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install gtkwave
GTKWave の起動と VCD ファイルの表示
Icarus Verilog でコンパイル、シミュレーションして生成したVCD ファイル (test.vcd) を引数として以下のようにコマンドラインから実行するとGTKWave のウィンドウが立ち上がります。

TOPの信号を全て選択して「Append」ボタンをクリックすると波形が表示されます。
