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USB にVine Linux 5をインストールする

Vine Linux 5.2をハードディスクにインストールする記事はこのサイトのVine Linux 5 のインストールでも紹介していますが、ここではインストール先をUSBメモリにした時の記事です。

USBメモリへのインストール方法は、「USBメモリからKNOPPIX 5.01を起動」で紹介したように手動でインストールする方法、Universel USB Installer などのWindowsソフトを使用する方法、そしてHDDにインストールするようにインストール時にUSBドライブを選択して行う方法があります。ここではインストール時にUSBドライブを選択する方法で行います。インストール後の容量は約4GB程度になるので、USBメモリは8GB以上あったほうがよいでしょう。今回はBUFFALOの8GB を使用しています。

尚、インストール作業としてはVine Linux 5 のインストール記事とほとんど同じですのでそちらを参照ねがいます。パーティションの設定とGRUBブートローダの設定がこの記事の主要なところになります。

インストール方法の選択

DVDからブートすると、インストール方法の選択メニューが表示されます。ここで、「Advanced Options」を選択してENTERキーを押します。

Expert mode の選択

Expert modeを選択してENTERキーを押します。

ディスクパーティション設定方法の選択

インストール先のUSBメモリのパーティションの設定をするために、パーティションの設定方法を選択します。手動で設定することになりますので、「Disk Druid を使用して手動パーティション設定(D)」にチェックをいれ「次へ(N)」をクリックします。

ディスクの設定

USBメモリは /div/sdb に割り当てられていますので、/dev/sdb を選択します。使用するUSBメモリは8GB の全領域がFAT32でフォーマットされていますので、一度パーティションを削除し、新たに設定することになります。/dev/sdb1 を選択し、削除ボタンをクリックします。

「/dev/sdb1 パーティションを削除しようとしています」との確認メッセージが表示されます。「削除(D)」をクリックします。

/dev/sdb が空きデバイスになっていますので、/dev/sdb を選択して「新規(N)」をクリックします。

まずはじめにスワップ領域を追加します。

使用可能なドライブで sda のチェックを外し sdb にチェックを入れ、ファイルシステムタイプで「swap」を選択します。ここではスワップ領域の容量を512MBにしていますが、システムに合った容量を割り当てればよいでしょう。

次にルートパーティションを追加します。/dev/sdb の空き領域を選択し「新規(N)」をクリックします。

マウントポイントに「/」を選択し、ファイルシステムタイプに「ext3」を選択します。

使用可能なドライブで sda のチェックを外し、sdb にチェックを入れます。ここでは追加容量オプションで「最大許容量まで使用(A)」にチェックを入れて残りの領域をすべて「/」として使用しますが、必要に応じて「/boot」パーティションや「/home」パーティションを追加します。そして、「OK」をクリック。

ひととおりディスクの設定が終了したら「次へ(N)」をクリックします。

USBデバイスにインストールすると、システムが正しく起動できない可能性がある旨の警告がでますが「Yes」をクリックしてインストールを続行します。

ブートローダの設定

GRUB ブートローダの設定をします。

ここでは、「高度なブートローダオプションの設定(O)」にチェックをいれて「次へ(N)」をクリックします。ここからの操作をしないとGRUB が内蔵HDD にインストールされてWindows が起動できなくなる可能性がありますので注意が必要です。

高度なブートローダ設定

GRUB ブートローダをインストールする場所を指定します。デフォルトではブートローダをインストールする場所に /dev/sda が選択されていますが、USBメモリから起動するにはインストールする場所を/dev/sdb のマスターブートレコード(MBR)にインストールする必要があります。ここで「ドライブ順の変更(C)」をクリックします。

ドライブ順を変更することでマスターブートレコード(MBR)の位置を変えます。/dev/sdb を選択して右の上矢印で一番上に移動し「OK」をクリックします。

ブートローダをインストールする場所に /dev/sdb 上のマスターブートレコード(MBR)が選択されているのを確認して「次へ(N)」をクリックします。

以降のインストール作業は「Vine Linux 5.2 のインストール」を参照ください。

BIOSのブートドライブの設定で、USB Flash Drive が優先されていれば再起動で GRUBブートローダメニューのVine Linux の選択画面が表示されるはずです。

あとがき

はじめ、ブートローダの設定でGRUB を/dev/sdb1 ブートパーティションの最初のセクタを選択した為にUSBメモリから起動したときに、「GRUB」と表示されて停止したままになってしまいました。その場合、以下の操作で一応Vine Linuxを起動することができたので備忘録として記録しておきます。

手順としては別のLinux PC (Ubuntu 10.04) にVine Linux をインストールしたUSBメモリを挿して、マウントポイント以下の/boot/grub/grub.conf を編集し、grub-install を実行することになります。

Ubuntu 10.04 を起動しUSBメモリを挿入すると/media/_ にマウントされたので、テキストエディタ gedit で /media/_/boot/grub/grub.conf を開きます。

~$ sudo gedit /media/_/boot/grub/grub.conf
[sudo] password for hoge: 

root (hd1,0) を root (hd0,0) に変更します。

# menu.lst generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE:  You do not have a /boot partition.  This means that
#          all kernel and initrd paths are relative to /, eg.
#          root (hd1,0)
#          kernel /boot/vmlinuz-version ro root=/dev/sdb1
#          initrd /boot/initrd-version.img
#boot=/dev/sdb1
default=0
timeout=5

title Vine Linux (Current kernel)
	root (hd0,0) ← hd1 を hd0 に変更
        kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sdb2 vga=0x314 splash=silent 
        initrd /boot/initrd.img

title Vine Linux (Previous kernel)
        root (hd0,0) ← hd1 を hd0 に変更
        kernel /boot/vmlinuz.old ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sdb2 vga=0x314 splash=silent 
        initrd /boot/initrd.old.img

次に grub-install でGRUB をマスターブートレコード(MBR)にインストールします。

~$ sudo grub-install --root-directory=/media/_/ /dev/sdb
[sudo] password for hoge: 
Installing GRUB to /dev/sdb as (hd1)...
Installation finished. No error reported.
This is the contents of the device map /media/_//boot/grub/device.map.
Check if this is correct or not. If any of the lines is incorrect,
fix it and re-run the script `grub-install'.

# this device map was generated by anaconda
(hd1)     /dev/sdb

これで、USBメモリにインストールされた Vine Linux 5.2 を起動することができるようになりました。

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