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Raspberry Pi 2 でもハイレゾオーディオ

注文していた Raspberry Pi 2 がようやく届いたので「Raspberry Pi Model A+/B+ 用 DAC カード」の動作を検証することにします。

Raspberry Pi 2 は Model B+ と外観は殆ど変わりませんが搭載メモリが512MBから1GBに倍増し、CPU は ARM11 のシングルコアの700MHzから Coretex-A7 の4コア900MHz に変更されていたりで、第2世代というだけあって内容的には大きく変わっています。

一番大きいのは処理速度が6倍に向上しているとされているパフォーマンスでしょう。パフォーマンスについては raspi.tv でベンチマークをしています。それによるとRaspberry Pi B+ に比べ Raspberry Pi 2 は1コアあたり3.5倍の処理速度があります。そして4つのスレッドを走らせた場合には Raspberry Pi 2 ではそれぞれの CPU コアが独立に処理するので 3.5 x 4 = 13.5 倍のパフォーマンス向上が見込めるという結果になっています。

raspberry-pi2-01.jpg(87878 byte)

見た目での大きな違いは SDRAM のチップが半田面に実装されているということです。Raspberry Pi B+ では BCM2835 に亀の子状に実装する PoP(Package on Package) 実装となっていましたが Raspberry Pi 2 では基板に実装しています。これは Raspberry Pi 2 の BCM2836 が直接空気に触れることができるので放熱効果が良くなるという利点を得られます。ここのインタビュー記事によると Raspberry Pi 2 のクロック周波数は900MHzとなっていますがさらなるオーバークロックの余裕があるようですので直接 CPU が空気に触れられるのは良いです。

raspberry-pi2-02.jpg(73577 byte)

Volumio 1.55

さて本題の I2S DAC の動作ですが新しくリリースされた volumio 1.55 で行いました。volumio 1.55 は Raspberry Pi、Raspberry Pi B+ そして Raspberry Pi 2 の互換性を保ったバージョンです。もちろん I2S DAC の互換性も保たれています。その他の大きな改良点としては USB のホットプラグに対応したことです。これによってこれまで USB メモリを挿す場合に一旦電源を落とすなんて事が必要なくなります。

Volumio 1.55 GET STARTED からダウンロードします。マイクロSDカードにインストールしてブラウザに volumio.local と入力するといつもの見慣れた画面が現れます。

pi2-volumio.png(63316 byte)

Raspberry Pi 2 の40ピンの GPIO は Raspberry Pi B+ のそれと互換性がありますので当然 I2S DAC をそのまま接続すれば OK です。DAC からの出力も問題ありません。

Raspberry Pi 2 は Raspberry Pi B+ の6倍パフォーマンスが向上しているということで将来 Volumio で I2S ピンから native な DSD stream を出力できると良いですね。

RuneAudio

RuneAudio の最新バージョンは V0.3-beta ですがこのバージョンでは Raspberry Pi 2 はサポートされていません。RuneAudio のフォーラムで探してみると正式版ではないが Raspberry Pi 2 をサポートしたバージョンがダウンロードできるようになっていたのでこのバージョンで確認しました。

ここから RuneAudio_rpi2_0.3-beta_20150305_2GB.img.gz をダウンロードして解凍します。インストールは Volumio と同じように(gz ファイルを)解凍してできたイメージファイルを SD カードに書き込みます。

これが RuneAudio のメイン画面です。色合いが違いますが殆ど Volumio と同じですね。でも、アルバムアートが表示できるようになっていますね。

runeaudio_main.png(84641 byte)

まだオフィシャルなバージョンではないということで I2S DAC のモジュールは UI では変更できません。I2S DAC のモジュールを使えるようにするには /boot/config.txt を変更する必要があります。変更の内容は device_tree_overlay=hifiberry-dac をアンコメント(先頭の # を削除)します。この状態での変更は ssh でRuneAudio にログインして vi で編集しリブートするのがスマートですね。

というか既に編集するファイルがわかっているので書き込んだ SD カードを PC に接続して使いなれたエディタで編集してから Raspberry Pi に挿入すれば良いですね。

# Uncomment one of these lines to enable an audio interface
device_tree_overlay=hifiberry-dac
#device_tree_overlay=hifiberry-dacplus
#device_tree_overlay=hifiberry-digi
#device_tree_overlay=hifiberry-amp
#device_tree_overlay=iqaudio-dac
#device_tree_overlay=iqaudio-dacplus

「MENU」から MPD CONFIGURATION の Audio Out に Hifiberry DAC (I2S) が追加されていますのでこれを選択してリブートすれば「Raspberry Pi Model A+/B+ 用 DAC カード」が使えるようになります。

runeaudio_mpd.png(119203 byte)

「Library」タブをクリックすると音楽ライブラリのアイコンが表示されます。Volumio の UI とはかなり違います。こっちの方が好きかも。

runeaudio_library.png(71452 byte)
このページは2015年2月28日にはじめてアップされました。

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